傘をどうぞ。
不思議だと考えているうちに大通りの入口が見えてきた
でも、
進もうとするはずの足が、何故か突然止まった。
立ち止まった僕の目に飛び込んできたのは、入口のすぐ右隣にある見たことのないお店。
『shop』と描かれた白い木の看板が立ててあるだけでなんの店かも分からない。
ここをよく通る僕が見たことないんだから、新しい店だろうか。
でも、新しくできた割には年季がはいっている。
見たところそういうデザインではないらしいが、
前からずっとそこにあったかのように街に溶け込んでいた。