傘をどうぞ。

奥に誰かいるかもしれない。

「すいません」

「・・・・・」

返事がない。どうやら、店員はいないらしいな

僕は帰ろうと戸に手をかけた。

その瞬間、

「いらっしゃいませ」

透き通るように響く綺麗な声が聞こえた。

振り返るとそこには十代後半くらいの思ったより若い女の子がいた。
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