Heartless
私は自分の住んでるとこをあまり知られたくなかった。だから、「埼玉県。」とだけ言った。

まさひろはキレ気味で言った。
「自分の家の住所を言えって言ってんの!」
私は反射的にすぐ「やだ!」と言った。
けどまさひろは「良いから言え。」それしか言わない。
麻美はこの時まさひろに対して負けた‥‥そう思った。
そして私は自分の住所を言う。
(今の声聞こえたか‐??)電話の奥でまさひろが誰かに言った。
そして「今から俺の手下がそっち行くから‐。」と私に言った。
私は驚きのあまり声が出なく、ア然としていた。
するとまさひろゎ言う。
「俺さぁホストやってっから話し方でだいたい性格分かるんよ。お前皆っから優しいって言われるべ。」
私は笑って言う。
「私つめたいって言われるけど‥‥。」
まさひろは驚いたように言った。
「あれ?嘘!!まじで↓↓」
麻美にはまさひろがしょんぼりしているような感じがした。
しかし麻美にはなぜそれだけでまさひろがしょんぼりするのかが、理解不能だった。

その後まさひろと私が何を話したか、ほとんど覚えていない‥‥。
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