卯月の恋
月明かりのうさぎ
「合同親睦会、ですか?」
次の日、仕事を終えて、帰る準備をしていると、垣本課長に呼ばれた。
課長はカキモトケイスケという。
カキモトケイスケカキモトケイスケカキモトケイスケ…
私はこっそり課長の名前を早口言葉にしていて、呼ばれるたびに心の中で練習していたりする。
「毎年この季節恒例でね。他の部所との交流をかねて飲み会。宮内さん、参加できる?」
飄々としたカキモトケイスケ課長の言葉に、はい、と頷きながら、今日が金曜日でよかった、と胸をなでおろす。
木曜日以外なら、なんだって参加しますよ。
「何人くらい来るんですか?」
お店まで秦野さんと一緒に歩きながら聞くと、
「結構な人数になるよ。50人くらいかな?疲れたら途中で帰ってもいいからね」
と教えてくれた。
同じ会社で働いてると言っても、入ってるフロアが違うし、なかなか他部所の人とは話す機会がないから、ちょっと楽しみかもしれない。
次の日、仕事を終えて、帰る準備をしていると、垣本課長に呼ばれた。
課長はカキモトケイスケという。
カキモトケイスケカキモトケイスケカキモトケイスケ…
私はこっそり課長の名前を早口言葉にしていて、呼ばれるたびに心の中で練習していたりする。
「毎年この季節恒例でね。他の部所との交流をかねて飲み会。宮内さん、参加できる?」
飄々としたカキモトケイスケ課長の言葉に、はい、と頷きながら、今日が金曜日でよかった、と胸をなでおろす。
木曜日以外なら、なんだって参加しますよ。
「何人くらい来るんですか?」
お店まで秦野さんと一緒に歩きながら聞くと、
「結構な人数になるよ。50人くらいかな?疲れたら途中で帰ってもいいからね」
と教えてくれた。
同じ会社で働いてると言っても、入ってるフロアが違うし、なかなか他部所の人とは話す機会がないから、ちょっと楽しみかもしれない。