卯月の恋
合同親睦会という名の飲み会は、居酒屋のお座席を貸し切りにして行われた。
新人社員たるもの、ビールを片手に一人一人回らなきゃだめかなぁ、なんてなんとなくイメージしていたけど、若い社員ばかりで全く堅苦くなく、まるで合コンみたいな雰囲気だった。
あまりお酒を飲まない私だけど、賑やかでなんだか楽しくなってくる。
入れ替わり立ち替わり、いろんな人が隣に座って、かなりお酒が進んできた頃、店員さんがラストオーダーを伝えにきた。
時計を見ると、もうすぐ12時になろうとしている。
終電なくなるし、そろそろ帰らなきゃ。
そう思って遠くの方で何杯目かのビールを飲んでいる秦野さんに声をかけようとしたら、誰かがカラオケに行こう、と言い出す。
盛り上がる先輩たちを見て、先に帰りますとは言い出せなくなってしまった。
新人社員たるもの、ビールを片手に一人一人回らなきゃだめかなぁ、なんてなんとなくイメージしていたけど、若い社員ばかりで全く堅苦くなく、まるで合コンみたいな雰囲気だった。
あまりお酒を飲まない私だけど、賑やかでなんだか楽しくなってくる。
入れ替わり立ち替わり、いろんな人が隣に座って、かなりお酒が進んできた頃、店員さんがラストオーダーを伝えにきた。
時計を見ると、もうすぐ12時になろうとしている。
終電なくなるし、そろそろ帰らなきゃ。
そう思って遠くの方で何杯目かのビールを飲んでいる秦野さんに声をかけようとしたら、誰かがカラオケに行こう、と言い出す。
盛り上がる先輩たちを見て、先に帰りますとは言い出せなくなってしまった。