卯月の恋
玲音は近所のコンビニでお弁当やおにぎり、パンやサラダなんかをどっさり買ってきてくれた。
雨はやんだみたいだ。
隣の部屋なのに、角度が違うせいか、窓から見える景色はなんだか初めて見るようで不思議な感覚になる。
食事を終えて、もう一度大家さんに電話をかけてみたけど、やっぱり出なかった。
どうしてこんなことに…。
「あきらめろ。じいさんだから、もう寝てる」
うなだれていると、玲音がおかしそうに言って立ち上がった。
「俺、シャワー浴びてくるから」
「はっ、はいぃ」
シャワー浴びてくるなんて。
なんか恥ずかしいなぁ、と俯いていると、部屋から出ていこうとしていた玲音が肩を震わせて、だからアンタは襲わないって、と呟いた。
雨はやんだみたいだ。
隣の部屋なのに、角度が違うせいか、窓から見える景色はなんだか初めて見るようで不思議な感覚になる。
食事を終えて、もう一度大家さんに電話をかけてみたけど、やっぱり出なかった。
どうしてこんなことに…。
「あきらめろ。じいさんだから、もう寝てる」
うなだれていると、玲音がおかしそうに言って立ち上がった。
「俺、シャワー浴びてくるから」
「はっ、はいぃ」
シャワー浴びてくるなんて。
なんか恥ずかしいなぁ、と俯いていると、部屋から出ていこうとしていた玲音が肩を震わせて、だからアンタは襲わないって、と呟いた。