卯月の恋
ホストの顔
ふと目が覚めた。
玲音のうちに泊めてもらってから、二日が過ぎていた。
部屋の中の暗さで、まだ夜中だということが分かる。
変な時間に目が覚めちゃったな。
腕をのばして携帯を見ると、明るく光った液晶画面に02:30の文字がうつった。
どうして、こんな時間に目が覚めちゃったんだろう。
「寝よ…」
呟いて、もう一度目を閉じた時、ドアの方から人の声が聞こえた。
男の人と、女の人の声…?
そうか、さっきはこの声で目が覚めたのか。
こんな時間に、誰だろう?
ぼんやりした頭で、その声に耳を傾ける
「――…玲音」
耳を澄ませると、女の人がそう言うのが聞こえた。
玲音?
一気に目が覚めた。
玲音、どうしたんだろう。
誰と話しているんだろう。
そっとベッドから下りると、ゆっくり玄関に近付き、ドアの前で息をころす。
――…ガタッ
その瞬間、ドアの向こうで誰かがドアに当たったような大きな音がして、思わず声が出そうになった
玲音…?
なにかあったの?
いてもたってもいられなくなった私は、そっと鍵をあけるとドアを少し開けて外を覗いてみた。
玲音のうちに泊めてもらってから、二日が過ぎていた。
部屋の中の暗さで、まだ夜中だということが分かる。
変な時間に目が覚めちゃったな。
腕をのばして携帯を見ると、明るく光った液晶画面に02:30の文字がうつった。
どうして、こんな時間に目が覚めちゃったんだろう。
「寝よ…」
呟いて、もう一度目を閉じた時、ドアの方から人の声が聞こえた。
男の人と、女の人の声…?
そうか、さっきはこの声で目が覚めたのか。
こんな時間に、誰だろう?
ぼんやりした頭で、その声に耳を傾ける
「――…玲音」
耳を澄ませると、女の人がそう言うのが聞こえた。
玲音?
一気に目が覚めた。
玲音、どうしたんだろう。
誰と話しているんだろう。
そっとベッドから下りると、ゆっくり玄関に近付き、ドアの前で息をころす。
――…ガタッ
その瞬間、ドアの向こうで誰かがドアに当たったような大きな音がして、思わず声が出そうになった
玲音…?
なにかあったの?
いてもたってもいられなくなった私は、そっと鍵をあけるとドアを少し開けて外を覗いてみた。