卯月の恋
すぐ泣く女は嫌いだって言われたのに。

押さえていたいろいろな感情が一気に溢れた。


「だって…急にいなくなるから!一緒にご飯食べるって約束したのに。礼央にとっては、ただの隣人かもしれないけど、私にとっては大切な人だったんだからぁ」

会いたくて
会いたくて。


ずっと探してた。


だから、すぐに気付いた。


どんなに姿が変わっていても。


礼央は私の大切な人。


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