君と二人で奏でる音



毎日が"昨日"の繰り返しで。


気持ちも、行動も。



いつになったら私は変われるのだろうか。




考えるだけ無駄な気もしてくる。






そんな、私の毎日。






______________




私は、教室に鳴り響くベルの音を合図に席を立つ。



教室なんて息苦しいところから、

誰よりもはやく抜け出したかった。




友達がいないわけじゃなくて、居たくないと思うようになってしまった時からだ。



こんな自 分が嫌で、いつしか教室は私にとって

"居心地の悪い場所"

へと変わってしまった。







逃げるようにして学校を出たあとは、

なんとなく、電車に乗って町の中心へと行った。



寄り道なんて、今までしたことは無かったけど。



この町全体が、私には窮屈で仕方ないのだ。






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