笑って抱きしめて
知ってるけど好き
「ぁ‥‥‥‥んん。あん!」
ある空き教室を覗いた瞬間。
涙が押さえきれなくなった。
私は屋上へと駆け上がる。
屋上につき、人目を気にせずに泣いた。
「はぁ、はぁ。うぅ。なんで。」
私が空き教室で見たのは、男女の交わる姿。
男は私の大好きな先輩である彼氏。
知ってたよ。こっそり携帯を見たとき、女性とのハートの多いメール。
全部見ない振りをしてた。