笑って抱きしめて

キーンコーンカーンコーン


「あ、鐘なったよ。

どうする?サボっちゃう?」


「うん、ちょっと寝る。頭いてぇー。」


こうやって一緒にサボることもしばしば。


ん?


頭いたい?


「うわ、なんだよ。」


私は橘のおでこに手を当てる。



「熱あるじゃん。え、どしよ。

とりあえず、帰るよ!!!」


屋上をでて、橘に負担がかからないよう

支えながら歩く。


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