笑って抱きしめて


「な、なにいってんの?

橘を意識?だいたい私好きな人いるし。」


そう言うと、橘は少しムッっとした顔をした。


「年頃の男女がベッドの上ですることなんて、1つしかないだろ?

好きな人がいるなんて、どーでもいい。」


年頃の男女がすること?


ベッドで?


それって、


「っ////////。馬鹿。な、なにいってんの。」


「どうせ先輩はお前のこと好きじゃない。

お前も知ってるだろ?俺が忘れさしてやる。」


橘は顔をもっと近づけて、私との距離は

3センチ。


そんなこと分かってるよ。

いちいち言われなくても、分かってるもん。


彼は躊躇なく、私の心を刺す。


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