笑って抱きしめて


涙って枯れないもんだね。


こんなに辛いんだったら、先輩になんて会いたくなかったよ。


「お、どうだった?

美月ちゃん。」


下駄箱についたときに

また私の心を迷わす、悪魔が立っていた。


「あんたのせいで、わたしは!!!!!」


橘たつや。そいつの顔を見た瞬間。


一瞬で頭に血が上って、それが叫びなった。


「俺はお前を助けてやったんだざ?


感謝しな。」


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