「人」拾いました。拾われました。
チャーハン
佳祐side
なんか作るか…
もう8時だ。炊飯器に飯が残ってたな野菜もあるしチャーハンでいっか。
トントン
野菜と肉をきって飯と一緒に炒めて♪
ガチャ
ドアが開く音がした。
女が出て来たようだ
「適当に座ってて」
女はコクリと頷く、
「食物アレルギーとかってある?」
「ありません。」
「じゃあよかった」
そうこうしているうちにチャーハンが出来上がった。我ながら今日も上手く出来た♪
女の前にチャーハンを出した。
「食え…」
女はスプーンに手をとり口に運んだ。
「どう?」
「美味しいです」
と女は泣きながら言った。
俺はまた無意識に女を抱き子供をあやすように背中をさすっていた。
しばらくして、女も落ち着いてきた。
身体を少し離して、
「落ち着いたか?」
女は無言で頷いた。
それから2人で食事を続けた。
蛍side
寝室をよりも大きなリビングでかなりビックリした。
男の人に座ってと言われた。
油を炒めている匂い、なんだか懐かしい。
すると、私の目の前にチャーハンが出された。お母さんが好物の1つだった。
食べてみると涙が溢れてくる。何日ぶりの食事だろう。確かお母さんが死んだ日から食事はとっていない。
急に人の温もりを感じた。男の人が私を抱きしめてなだめるようにして背中をさすってくれていた。男の人の胸で思いっきり泣いていた。よく考えたたらお母さんが死んだ時には一滴も涙をこぼしていない…
本当にチャーハンは美味しかった。
なんか作るか…
もう8時だ。炊飯器に飯が残ってたな野菜もあるしチャーハンでいっか。
トントン
野菜と肉をきって飯と一緒に炒めて♪
ガチャ
ドアが開く音がした。
女が出て来たようだ
「適当に座ってて」
女はコクリと頷く、
「食物アレルギーとかってある?」
「ありません。」
「じゃあよかった」
そうこうしているうちにチャーハンが出来上がった。我ながら今日も上手く出来た♪
女の前にチャーハンを出した。
「食え…」
女はスプーンに手をとり口に運んだ。
「どう?」
「美味しいです」
と女は泣きながら言った。
俺はまた無意識に女を抱き子供をあやすように背中をさすっていた。
しばらくして、女も落ち着いてきた。
身体を少し離して、
「落ち着いたか?」
女は無言で頷いた。
それから2人で食事を続けた。
蛍side
寝室をよりも大きなリビングでかなりビックリした。
男の人に座ってと言われた。
油を炒めている匂い、なんだか懐かしい。
すると、私の目の前にチャーハンが出された。お母さんが好物の1つだった。
食べてみると涙が溢れてくる。何日ぶりの食事だろう。確かお母さんが死んだ日から食事はとっていない。
急に人の温もりを感じた。男の人が私を抱きしめてなだめるようにして背中をさすってくれていた。男の人の胸で思いっきり泣いていた。よく考えたたらお母さんが死んだ時には一滴も涙をこぼしていない…
本当にチャーハンは美味しかった。