「人」拾いました。拾われました。

ショッピング☆



食器を洗っていると、





「蛍、多分制服乾いてるともうから制服に着替えてきて♪ 部屋は風呂場の前の部屋だからそこが蛍の部屋になるよ〜」



「?」




「おまえなんも持ってねぇだろ? 生活必需品を買いに行くだよ」



「でも、私お金ないよ…」

そうお金なんて持ってない…





「そんなもん俺が買うよ」


「で、でも、」



「じゃあ、家事してくれている給料の前払いって事じゃだめか?」



「家事は家賃ってことで… そこまでのことじゃ…」


「もう!洗い物ちゃっちゃと済ませて、着替えてくること!!」


「はいっ!!」

また丸こまれてしまった(・ω・`*)


私は早くに洗い物を済ませて着替えに行った。


部屋に入ってみると12畳はありそうな部屋に私の制服だけがかかっていた。


私がお母さんと住んでた家よりも広い気がする(笑)少し落ち着かないな…


制服は綺麗に掛かっていて、乾いていた。


本当に佳祐って几帳面だなぁ、

使ってないこの部屋にもちゃんと掃除が行き渡っている。


佳祐に負けないぐらいお掃除しなきゃ!






佳祐side


布団を買わなきゃ、俺の理性が持たねぇんだよ…

俺って性慾強かったけ?(笑)


なんだか蛍といると和むというより楽しい、よく変わる表情見てて飽きない。


俺の周りに集まる女はみんなミーハーなやつばかりだ学校でもパーティーでも…

そんなもん嬉しくも楽しくもねぇ


俺も着替えなくては


俺も部屋に行き着替えた。




2人とも着替えを終えて、エレベーターで一階まで行った。


椎本が車で待っていた。



「!!!!」


蛍はビックリしている。



まぁ、そりゃマンションの前でリムジンが待っていたら驚くよな、


俺だって慣れるには相当な時間がかかったもんだ(笑)


とりあえず車に乗り込んだ。



「佳祐様お待ちしておりました。 」


「今日は急に呼び出して悪かったな、奥さんに文句言われなかったか?」


「妻も東屋のメイドですよ、怒るわけないじゃないですか?」


こいつの本性は怒っている…




「お風邪は引かれなかったのですね、」


「えっ…!」

蛍がビックリしている。


「まぁ、俺が完璧な処置をしたからな。」



「そうでしたか、では本日はどちらまで?」



「ショッピングモールに連れていってくれ」





「…かしこまりました。」







しばらくすると大手ショッピングモール
イ〇ンに着いた。


俺は特別扱いがあまり好きじゃないから、椎本が気を使ってうちの系列じゃない店に連れてきてくた。





蛍side


何このリムジン!!

普通に乗り込んでいくし、 気品溢れる運転手さんとお話してるし、


運転手さん私のこと知っている?




まぁなんだかんだでお店に着いた。



「必要なもの買うからな、欲しいもんとかあったら遠慮なく言えよ」



「う、うん。」


「今日は俺のことは金づるだと思え」


金づる(笑)

「(笑)」


「とりあえず服とか買いに行くか、」



「うん♪」


専門店のゾーンで佳祐が服を選んで買ってくれた。

本当に佳祐ってセンスがいい、しかも私の好みの服だったから凄く嬉しい!


でも、悪いっていう気持ちになる。



だって、昨日初めてあって介抱までしてもらって、住まわせてもらって…



佳祐という人は謎だ……



生活必需品は一通り済ませた。




「必要なものってこれぐらい?」



「まだあるだろ、」



「へっ?」



「寝具。」



「でも、いっぱい買ってもらって布団とか高いじゃん?わるいよー」


そうだなんだかんだで20万ほど使っているはずだ……




佳祐side


買い物途中でも、少し蛍は罪悪感があるようだ。


俺が好きでやってるのに、


蛍は細いからなんでも似合う

俺の好みの服しか買ってないがいいのか?




ベットは要らないって……

蛍は俺を毎日生殺しにするつもりなのか?



とりあえず無理矢理にでも買うからな!




「車いくぞ、」


「うん♪」

俺の後を小鳥のヒナのようについてくる。
そこがまた俺のツボに入ってくる。(照)



「いかがでしたか?」


「沢山買ったよ♪ なっ!」


「うん!」




「兼好に向かってくれ」

「寝具店のですか?」


「そうだ、」

兼好(カネヨシ)とはうちの系列の寝具店で日本一を誇る。



兼好に着いた



「いらっしゃいませ」


俺と蛍は店に入っていった。



「蛍はベットはシングルがいい?ダブルがいい?それともキング?」


「そんなのシングルでいいよて言うか布団でいいよ! こんな高級寝具店だし…」


気をつかってるんだろな…




「佳祐様でいらっしゃいますか?」

従業員の一人が俺のことに気付いた


「そうだが?」


「来るとお申し付けしていただきましたら良かったのですのに」


「急遽くることになったもんだからな」

行くこと知らせていたは、貸切になって大奥状態だからな…


面倒だから早く済ます。


「これ下さい。」

「これでよろしいのですか?もっも良質な物が…」


あまり高いのにしたら蛍が嫌がる。


これは組み立て式のベットだし、今日中に出来る。



「これで」

とカードを出すと、

「お代はいただきませんから…」

そういうのが嫌なんだ。

俺は無理矢理にカードで支払いをした。

荷物を車まで運んでもらった。



もう二時だったから適当なファミレスに入ってもらった。

こっちの方が蛍も気が休まるだろう。


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