同居人は変態アニメヲタクでした。
「しかし、打ち明けなければ黒龍さんはルームシェアできなくなってしまう…つまり…打ち明けなけなければいけません…。勝手に結論づけます…。だから…私はあなたに打ち明けます!!」



ドアの隙間から見える天野川の目からは涙が流れていた。



「…はぁ…。いいよ。そこまで言いたくないなら言わなくていい。俺が出て行けば済む話でしょ。」


「はわっ!言います!!言いますから!!私は必死にあなたの行動を止めます!」


と、ドアの隙間から必死に声を出す天野川。


「……。」



「私も…いつか打ち明けなければいけないと思っていましたから…。こんなチャンス希にありません!言わせてください!」



なんだ…この複雑な気分は…。



「…まぁ…別に俺には関係ないし。アンタが言いたいならどうぞ?」




ほんとに関係ないしな。




「…わかりました…では…打ち明けます…。深呼吸をします…。」



その後、3秒ほど沈黙が続き、口を開いた。




「私……天野川希輝は………」



そしてまた3秒…。


「………バリバリのアニメヲタクです!!暴露します!」





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