空模様
5:再会
14,君は…
爽やかな朝を見届け、穏やかな夜に見届けられる日々は、
僕の日課になっていた。
ただ、やはり昼間は<引きこもりとしての僕>が姿を現し続けている。
まぁそれでも長い間、昼夜逆転の生活をしていた僕にとって
この生活はちょっとした奇跡だった。
___________________________
『ブロロロロロロロ……』
新聞配達のバイクだ。
『ガチャン』
朝、外へ出て新聞を取るのも僕の日課になっていた。
外へ出て一つ深呼吸。
涼やかな風が吹き、朝を感じさせてくれる。
「風ってどこから始まるんだろう…」
なんて少し、くさいセリフを呟いたそんな時
『ほんとですよね』
「!!!!!」
『朝、昼、夜と、風の匂いって違いますもんね!』
「…」
一瞬何が何だかわからなかった。
よく<時が止まったよう>とか言うけれど、
本当にその表現がぴったりだとおもった。
爽やかな朝を見届け、穏やかな夜に見届けられる日々は、
僕の日課になっていた。
ただ、やはり昼間は<引きこもりとしての僕>が姿を現し続けている。
まぁそれでも長い間、昼夜逆転の生活をしていた僕にとって
この生活はちょっとした奇跡だった。
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『ブロロロロロロロ……』
新聞配達のバイクだ。
『ガチャン』
朝、外へ出て新聞を取るのも僕の日課になっていた。
外へ出て一つ深呼吸。
涼やかな風が吹き、朝を感じさせてくれる。
「風ってどこから始まるんだろう…」
なんて少し、くさいセリフを呟いたそんな時
『ほんとですよね』
「!!!!!」
『朝、昼、夜と、風の匂いって違いますもんね!』
「…」
一瞬何が何だかわからなかった。
よく<時が止まったよう>とか言うけれど、
本当にその表現がぴったりだとおもった。