空模様
19、昼だった。


次の日も、そのまた次の日も

僕は、彼と一緒に朝の空をみた。

そんな毎日が、日常になりつつある、そんな今日この頃。

今日は、本屋へ行こうと決意。

毎日朝の空気を肌で感じているおかげで、服のチョイスも上々だ。






目当ての本も買え、気分上々での帰り道。

「!!」

体中の熱がさぁーっと引いていった。

時刻は、夕方。学生は帰宅時間。

僕の視界には、学生の集団がたくさんいた。

「(怖い…)」

心臓の音が派手に大きくなる。

早く、早く、家に帰りたい。

うるさいくらいの焦りの音を浴びながら、

家への道を急いだ。

転がり込むように入った玄関。

頭がガンガンして、汗が体中に張り付いて。







気が付くと、自室のベットの上にいた。

日づけは、一日過ぎていた。

僕は、約束の時間ぐっすりねむっていたらしい。

カーテンから、もれる光が無性に気持ち悪くて、

窓へ背を向けて、もう一度眠りについた。


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