空模様

3、外のせかい

7、道中



「………っ」

今日は快晴。

とても爽やか、








家にいたら。

そう、窓から眺めていたのと外を歩くのでは、まったく違った。

河川敷を通っているというのに、僕のコート内は汗で、蒸しかえっていた。

「暑い……」

一旦、家に引き返そうかそう思ったその時、どこからか涼やかな音が聞こえた。

『~♪』

リコーダーだろうか。

あぁ、とても懐かしい。

『~~♪~~?』

少し音が外れたりして。

僕は暑さも忘れて、その涼やかな音色に耳を澄ました。

どうやら河原のあたりから聞こえてくるようだ。

僕は音色に導かれるように、音のする方へ足を進めた。

『~~~~♪』

だんだんとはっきりと聞こえてくる。

あの草むらのあたりだ!

ぼくは探検を楽しむ子供のように、一歩一歩近づく。

「ガサッ」

?『よーし!今日はこんなもんにしようかぁーーーー!』

「!?」


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