いと。

その後曜は、お兄さんの力になりたいとホテル経営に戻る決断をした。

家と関わらずに自分の力で家庭を築いていくつもりで学生時代からいろんな資格を身につけたりもしていたようだけど、

『あのホテルを立て直すため身を粉にしている亨を放っておけない。オレにもできることがあるはずだし。』

そう話していた。

それは私にとってはとても自然なことで、とても曜らしい選択だったと思う。


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