いと。

ここまでは、私が薫と結ばれるまでのお話。

それからの2年間、

私は、

とても大きな愛情で包んでもらった。


それは天にも登るほどに幸せで…


気を抜くと涙が出そうなほどに幸せで…


同時に…………


いつか失ってしまいそうな、


流れて消える雲のような儚さも含んでいた。


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