ベターな気持ち。〜君との約束〜
「いつも朝こんなに遅いの?」
無邪気に話しかけてきた転校生君。
いや…君のせいで教室入れなかったんだから。
「もっと早く来てるよ。」
「あっそ。」
…!?あっそぉ?
あっそ位なら、聞かないでよ。
やっぱり、この転校生君気に好かない。
ベンチ君を見れなかったっていうイライラもあるけど、やっぱりこの転校生君…気に入らないかも。
そう思い、あからさまにそっぽを向く。
「ガキかよ。」
本人はボソッて言ったつもりかもしれないけど、しっかりと私の耳に届いた。
キリって睨み付けてあげて"私の地獄耳ナメんなよ。"って顔してあげたつもり。
クスって笑われた気がするけど、そこはスルーしてあげた。
私あなたより大人ですからね。フンっ。