ベターな気持ち。〜君との約束〜
そんな日々でもやっぱり1日の気分を決めるのは、ベンチ君で
「ベンチ君に会えたんだろ?」
そんな潤の一言が、私たちの挨拶となっている。
「うん♪会えた!」
「お前、相変わらずベンチ君にゾッコンだよな。話したことも無いくせに。」
「話したことなくても、見ているだけで幸せななの。」
「あっそ。ストーカーじゃん。」
スッストーカー!?
「えぇ!?そこまでいっちゃってる?」
「うん。ストーカー並みに。」
「どっどうしよう!」
「なんで?」
なっなんでって…
ベンチ君が私のことストーカーだなんて、思ってたら…嫌われちゃうじゃん。
あっ嫌われちゃってるじゃん!!
泣きそうになってる私に
「冗談だよ。お前、泣き虫かよ。」
なっ泣き虫!?
「泣き虫なんかじゃないもん。しかも、泣いてないし!!」
「あっそ。」
そして、最近潤は"あっそ。"を言うのがクセならしい事が分かってきた。
なんだか、こうして潤のことを発見出来ることも楽しみの一つになっている。