ベターな気持ち。〜君との約束〜
ライバル現る
この日から、私たちの仲は少しだけ深いものとなった。
「そーいえば奈美、何のバイトしてんの?」
今さら?って顔で奈美は顔をしかめた。
「カフェだけど?」
「ふぅーん。」
バイトかぁ。
何の目的も無いけど、バイトしてみるのも良いかも。
「私もバイトしようなかなぁ。」
「えっ!?」
ん?
「そんなに驚くこと?」
「いやぁ…別に?」
「ふぅーん。」
「あっじゃぁ、私と同じとこでバイトしない?」
「あっうん♪」
「じゃぁ、早速放課後行こうね♪」
「うん♪」
バイトをしたことが無い私は、"バイト"って言う響きが少し新鮮に聞こえて…ウキウキした。
なんか、少し大人になった気分だ。
バイト代何に使おうかなぁ?
「まだ働いてないのに、気の早いヤツ。」
ってクスっと潤に笑われた。