ベターな気持ち。〜君との約束〜

隼人君の彼女でも、何でも無いのに…

負けるって言い方は、不適切なのかもしれない。

でも、負ける訳にはいかないんだ。




きっと、美紀ちゃんも薄々私の気持ちに、気づいているのだと思う。

今日カフェに行った時、私と潤の2人に挨拶をしたけど…

本当のとこは、私だけに何か敵対心を持った目で、見られていた気がする。




女の勘ってヤツなのかも。

美紀ちゃんもきっと私を、敵と認識しているはず。

だったら、私も戦う決戦に準備をしとかなきゃ。




何の争いなんて…そんなの自分にも分からない。

だけど…自分の気持ちに負けたくないんだ。

美紀ちゃんに負けたら、この私の恋する気持ちを否定されそうだから。

だから、絶対にこの気持ちを、消したくない。



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