今宵秘密が暴かれる。
中に入ると客室なのか割と広い部屋だった。


しかし、机と座布団、本棚だけという
客室にすれば何とも殺風景な部屋だった。
花くらい飾ればいいのに。




「ここに座れ」


「………おう」


まぁ屯所の感想ばっか考えてる訳にもいかねぇし、そろそろ本題に入るか。



「俺の名は言った。お前、名は何と申す」





名、か。

……んーどうすっかな。
本名は言ったらすぐ……バレるよな。




んー何がいいか……あ。




これなら…俺も好きだしな。


よし、暫くはこの名で通らせてもらうことにしよう。









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