今宵秘密が暴かれる。
煌side



俺が連れて来られた部屋は、さっき俺がいた部屋の1.5倍ほどの広く趣のある部屋だった。



そして、部屋には知らない顔が3つと知っている顔が3つあった。



知っている顔の2つは土方
さんと、もう一人
さっき名前を聞きそびれたヤツだ。



そして、もう1人は……。





「やあ。君が煌君かい?珍しくトシが私に頼み事をしてきたものでな?
君を歓迎するよ。これから宜しくな!」



そう。一度はその顔を写真で見た事がある。




「…近藤さん。宜しくの前にまず名前、な」





「ああっすまない。













私はこの壬生浪士組局長の近藤勇だ」







そう、あの事件で一気に名を馳せた、
この組織を率いた、近藤 勇 だ。






俺が少し昔を思い出し、懐かしんでいると、何やらこの場で一番若そうな男が声をあげた。


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