今宵秘密が暴かれる。
あの夜_____ __



俺は人生二度目の本気の土下座をした。


『おねがいだから…副長には、みんなには言わない、で…っ…!』


『俺は副長助勤だ。その俺が副長が知るべきことを教えなくてどうする?』


『副長…助勤……』


『そうだ。黙っていれば、それは俺の今後の信用に関わってくる』



俺はそう言われてもうダメだと思った。
この男の決心は堅くて壊せないと思った。



だから_____





『…じゃあさあ。

俺の………あたしの存在が

今後の壬生浪士組に、
良い影響を及ぼすとしたら?

それでもあなたは
あたしのことを土方さんに言うというの?』



捨て身の想いで、ぶつかるしかなかった俺は
賭けに出た。


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