父から届いたラブレター
☆とまどい
びっくりした。
何故 父は看護師さんに
手紙を託したんだろう。。。
一体父は何を書いたのだろう。
母には言えない事?
まさか 隠し子でもいるの?
私は、父が書いたという
この分厚い手紙を前にして
驚きと不安で
いっぱいになった。
父は本当にやさしい人だった。
私の記憶の中には怒られた
記憶はない。
闘病中も常に穏やかで
もうすぐ死んでしまうなんて
信じられない程だった。
父はいつも
元気になったらあれをしよう
あそこに行こうと、
治ると信じているんだと
ばかり思ってた。
なのに。。。
自分に残された時間がない事
知っていたの?
あぁ、今日は読む勇気がでない。
何だか母に秘密を持ったしまった
ような後ろめたさと
漠然とした不安で
私の胸は張り裂けそうだ。