アイツとあたしと浮気と彼氏
ね。の後にハートマークが見える…コイ

ツ…すごっ。

小悪魔ってのはこーゆーヤツのことを言う

んだろうな

あたしはこんな風にはなれないわ…ま、性

格的に無理。


『…さすが綾だね。でも、そんなに簡単
に別れるなんて好きじゃなかったの?』


『好きだったよ。でも、好きで好きでたまらなくて付き合った訳じゃなかったしぃ、思い出作り的な?』


あきれた。


『そーね。あんたはそーゆーヤツだったよね。』

『ふふ、ありがとぉ。
ね、そろそろ出ようよ。服見に行きたいんだぁ。』

『そーだね。』


私は席を立ってレジに向かった。


『ね、雫ちゃんお揃いの服着ようよぉ?』


『イ・ヤ。あたし乙女チックなの似合わないもん。』


『けーちぃ。雫ちゃん意外と似合いそうなのにぃ。』


『意外となんでしょ。』



結局、愚痴や怒りで終わった週末だった。


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