アイツとあたしと浮気と彼氏
げっ、なんで居んの?


渡辺くんだ。


ホントに心配してくれたのかなぁ。


ありがたいことだけど、トイレから出てくるの待ってられてもなぁ。

一応女子なんだけどなぁ。


恥ずかしいじゃん。


近くまで来たあたしに心配そうに声をかけてきた。


『大丈夫?』


戸惑いながらあたしは答えた。


『うん、待っててくれたの?』


『まぁね。』


『ありがと。』


『それより、保健室行って来なよ。オレここで待ってるから。』


『…え、…うん。』


あたしは急いで保健室へ戻った。
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