アイツとあたしと浮気と彼氏
『それに雫が怒ってるのってオレのコト好きだから怒ってんだろ?』


ムカつくムカつく!ヌケヌケと。自意識過

剰過ぎ。

事実だけどさ。だけど浮気なんて出きるわ

けないじゃん。バカじゃなの!ほんっとに

バカ!


『雫も浮気する。それでいいじゃん。オレだっていい気しないし。お前が他のヤツといるの。』


言ってることわけわかんない。


透が続けて言った。

『でもそれであいこ。ただし、デートするだけな。』


はぁ~。

ため息がもれた。と言うかわざとらしくた

め息をした。


『言ってることわかんない。』


あきれて涙も止まったみたい。


『オレと別れたいんだろ?じゃあ別れる前提で、その前に浮気してもいいだろ?もしかして考えてが変わるかもしれないし。オレ的には今のところ別れるつもしはねぇし。』

『あたし帰る!言ってることワケわかんなす過ぎ。とりあえず今日は帰るから。』


透のあきれた提案は無視して部屋を出た。
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