CANDY
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「おーい!柊!後で職員室に来いよ~」

ザワザワした騒音の中。

聞きたくもない声が私の耳に入ってくる。

私は食べかけの棒付きキャンディーを舐めながら目線だけ声の方に向けた

だって、柊とは私のことなのだから

『…ナンデデスカ』

「ナンデデスカ。じゃ、ねえだろ。この前の英語の小テストお前だけ赤点だったぞ」

『…』

それが何だっていうのだ

私たちは日本人なのだよ?英語なんて出来なくてもよろしいかと思われる。

小テストで赤点なんて。

学年末じゃあるまいし。なんの関係もない
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