年下男子の休み時間
勉強の事は聞かないで欲しいってくらいやって来てない。
ここの高校もミラクルで受かったんだと思う。数学だけは好きだったから、数学で受かったんだ!と、友達皆んなに言われてる。
うちのグループのおしゃれ担当は那月、メイクがうまいのはマリ、お母さんがエステティシャンでお店を経営している。←お金持ち、柚子は、一見普通だけどピアノが上手くて作曲とかもやってるし。
習い事とかは、やっとくものだな…
高二の今になって思う。
「 早苗、久しぶり〜!」
振り向くと康太だった。
「 あぁー!康太ぁぁぁぁ!私、あんたしか友達いないので末長くよろしく。」
「 お前、暗くなったな。笑」
「 暗くなるわ!だって、マリまで離れたんだよ〜?」
「 そういや、お前の仲良し見かけないな?クラス離れたの?」
「 な……!!だから、今、言ってんじゃん!バカ!!」
「 あはは!わりぃって!やっぱ、元気だったわ!」
康太は、そう言いながら自分の席に戻って行った。
私、不運過ぎる…
人生、乗り越えなきゃなんないことばっかじゃん……。