年下男子の休み時間


勉強の事は聞かないで欲しいってくらいやって来てない。


ここの高校もミラクルで受かったんだと思う。数学だけは好きだったから、数学で受かったんだ!と、友達皆んなに言われてる。


うちのグループのおしゃれ担当は那月、メイクがうまいのはマリ、お母さんがエステティシャンでお店を経営している。←お金持ち、柚子は、一見普通だけどピアノが上手くて作曲とかもやってるし。


習い事とかは、やっとくものだな…


高二の今になって思う。





「 早苗、久しぶり〜!」



振り向くと康太だった。


「 あぁー!康太ぁぁぁぁ!私、あんたしか友達いないので末長くよろしく。」



「 お前、暗くなったな。笑」



「 暗くなるわ!だって、マリまで離れたんだよ〜?」



「 そういや、お前の仲良し見かけないな?クラス離れたの?」



「 な……!!だから、今、言ってんじゃん!バカ!!」



「 あはは!わりぃって!やっぱ、元気だったわ!」


康太は、そう言いながら自分の席に戻って行った。



私、不運過ぎる…

人生、乗り越えなきゃなんないことばっかじゃん……。


< 10 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop