年下男子の休み時間
「 だって…笑。一人で買出しに来てたらどうしてたんだろうって思ったら笑いが止まらないよ! クスクスクス……‼︎」
ムスッとした表情の湊が愛おしかった。
「 ……あそこで会わなくても早苗さんに頼んだけどね。」
私は、自分が笑いっぱなしで湊の声がよく聞こえなかった。
「 え?……なに?」
「 別に。戻ろ…」
「 あ!……待ってよ!」
私は湊の隣に駆け寄って、
学校までの数十分間、一緒に並んで歩いた。