年下男子の休み時間
「 悠斗!!!」
同級生らしき人達とサッカーをしていた悠斗は、私の声に直ぐに気が付いた。
「 話があるんだけど!!!!!」
私が叫ぶと、悠斗は走って駆け寄って来てくれた。
「 早苗さん……、」
「 悠斗……、本当にごめんなさい‼︎」
私は頭をいっぱいいっぱい下げて謝った。
「 ちょっ‼︎、なんで、早苗さんが謝るんすか!」
「 私、康太より先に梨花ちゃんの事気付いてた……。でも、言えなくて……。言わなくちゃって思ったけど言えなかったの。」
「 ……早苗さんは、マジで悪くないっす。唯香の事、本当にすいませんでした!!俺が代わりに謝ります!」
私は顔を上げて悠斗を見た……