年下男子の休み時間




バスは美術館の前まで運行していて、私達はバス停に降りた。




「 なんか、バスから観えた瞬間にカッコイイと思ったけど…」




「 やっぱり、すげぇよなぁ〜!」




「 うん……。」




「 この建物を誰かがデザインして、建てるんだぜ?真っ白な紙に思い描いて、色んな建物の基準とか一つ一つクリアしてってさ……」




「 こんな形、思いつくなんて凄い…」




「 自分が何かを造って、誰かに評価してもらうのって勇気いると思うんだよね。下手くそだって笑われるかもしれねぇじゃん?でもさ、この建物観てたら、やってみなきゃ分からないなって思ったんだよ。」
< 134 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop