年下男子の休み時間
大好きな湊にキスされて、本当は全然嫌じゃなかった。
本当は、そのまま抱きしめて欲しかった。
" 好きだよ "
って、湊に言われたかった。
でも、私は湊から離れようとした……
だって、これじゃあ、湊も梨花ちゃんと同じになっちゃうから……
湊には、そんな人になって欲しくなかった。
「 ……っだ!……やだ‼︎ 」
私は押さえられたまま、自分の気持ちを話した。
「 湊には梨花ちゃんがいるじゃん…。私は……私は湊とは違う!!好きな人が他の誰かと付き合うなんて耐えられないから!!」
私はまた、走ってその場から逃げようとした……