年下男子の休み時間
「 知るかよ。唐突過ぎ!とりあえず……」
《 チャイムの音が鳴る 》
「「 あ……!!」」
二人の声が揃う。
「 もう、時間終わっちゃったじゃん!」
「 じゃあ、あんたの人生相談はまた来週〜〜」
「 いつも、この時間サボるの?なんの授業?」
私が視線を向けたら腕を伸ばしていた。
「 んーーー。体育? だから、別に木曜でもいいよ?」
「 ふ〜ん。私、サナ!名前は?」
「 ……まっ、それも次回? 楽しみがあった方がいいでしょ?笑」
私より一枚上手な一年生は、そのまま先に行ってしまった。
「 体育って、サボる?……変な奴。」