年下男子の休み時間

1年3組




次の木曜日、私達は5限目をあの場所で約束していた。



今は昼休み

私は康太と校庭の角でバトミントンをして遊んでいるところ。



「 そーいや、お前、彼氏いなかったっけ?」




「 !!!うっさい!、その話は聞きたくない!」



「 げ?!もう別れたの?」




「 もーーーー!!!!!」



私達が騒いでいたせいか、近くを通りかかった康太の知り合いが笑いながら話しかけてきた。




「 康太さんじゃん!何、彼女とイチャこいてんすか〜?」



「 おぉ!悠斗か〜、お前もやる?」




「 いいんすか?!バトミントンとか懐かしいな〜、」



「 早苗〜、こいつサッカー部の後輩!」



「 うん! いいよ〜〜、えっと…悠… 」



「 悠斗っすよ! はいはい!
彼女さん、お願いしまーす!」




「 あと、アイツ彼女じゃないから。唯のくされ縁。」



「 そうなんすか?」




「 本当。間違っても康太は無いから!笑」





私と悠斗くんはバトミントンの打ち合いを始めた。


< 20 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop