年下男子の休み時間
「 特に……。」
「 何、特にって。」
自分で言ってて哀しくなった。
私、やっぱりちゃんと想ってもらえてなかったんだ……って、
自分で言って痛感させられた。
「 どこが嫌いとか言われなかったの?」
なんか、もう、ダメ……
名前も知らない一年生の前で泣いてしまった。
「 そいつ、何見てたんだろーな。」
名前も知らない一年生は、
私の頭をただ、撫でてくれた。
全部話してない。
ほとんど、何も話してない…
なのに私の気持ちを分かってくれてる言葉ばかりだった…