年下男子の休み時間
それから、何回か同じ場所で同じ時間を過ごした。
私達は、本当にたわいも無い話しをする事が多くて、お互いが好きになった音楽の話とかテレビの話。
私は友達と行ったお店で芸能人に会って騒いだとか、本当に日常の話ばっかり…
そんな話を聞いて湊は笑ってくれた。
その音楽が好きだとか、嫌いとか、
テレビはあんまり観ないって言ってたけど、最近売れてるお笑い芸人の出身地とか変なとこに詳しかった。
芸能人に会った話をしたら、笑いながら"よく気付いたね"って言ってくれた。
今、思えば、私の話なんて聞いて面白かったのかな?
馬鹿な女の話くらいに思ってたんじゃないかな…。
私が湊を好きになるのに時間はかからなかった。
私は単純だから…
湊に感じた安心感が忘れられなくなってた。