年下男子の休み時間
梨花ちゃんを見ていて思った。
湊の彼女もきっと…
梨花ちゃんのように綺麗で可愛い人なんだろうなって。
そんな彼女が居たら私の隣にいたって、湊が好きになってくれるわけない…
告白なんてしてしまった自分が余計に恥ずかしくなってきた。
「 一緒に帰る?」
私の顔を覗き込むように、康太が話しかけている。
「 ううん、私、午後も6限目まであるから先に帰って大丈夫だよ!」
「 そっか!じゃ、昼飯は悠斗も誘って一緒に食う?」
「 あ!そーだね!」
「 じゃあ、また、後でな!」
康太は校庭へと向かって行った。手を振った後で私も校舎に入った。