年下男子の休み時間

お友達から




補習の教室は、普段の教室ではなく2年1組の教室だった。


教室の前から入ると席に着いた生徒の視線を浴びてしまうので後方の扉を開けて中に入る…



と、扉を開けて直ぐの席に一際目立つ人物が。








「 きゃっっぁ!」



私は声を出して驚き、後ろに引いてしまった。




その声に驚いた和磨くんは腕を引いて助けてくれた。




「 そんな、驚かなくても…笑」



「ご……ごめんなさい。助けてくれてありがと。」



「 いや、逆に驚かしてごめん!」



私の驚き方が可笑しかったのか和磨くんは笑っていた。


この前の印象とは違って、笑っている和磨くんは優しい雰囲気だった。




「 隣り座らない?」





< 68 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop