年下男子の休み時間
私が湊に視線を向けると、何故か湊は目を合わせてくれなかった。
「 早苗!途中まで送るよ!」
「 う……うん。ありがとう。」
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帰り道、私は半信半疑だった。
けれど、和磨くんの話を聞いていて私の疑心は確信に変わった。
「 湊の彼女、めちゃくちゃ可愛かったでしょ?」
それは、私も初めて会った時に思った。
「 結構、付き合って長いんだよ!中学の頃から付き合っててさ〜、あの瀬乃の鬼返しに笑ってんだよ! 彼女も本当好きなんだろうな。」
中学……
私が湊に会うもっと前から……
「 梨花ちゃん、私立行っちゃったから寂しいだろ〜な…」
梨花ちゃん……