年下男子の休み時間




「 早苗さん。」




「 はい。」




「 早苗さん、バカみたいに素直過ぎ。」



「 うん…ごめん…」




何となく昨日、湊が目を合わせてくれなかった理由が分かった。




「 あれじゃ、俺が気付かないフリしてるのもバレちゃうじゃん。」




「 ………。だって…」






湊の気持ちを思うと、





涙が出てきた。




「 ……だって……っっだ……って、私、一昨日の朝に……っっ会ったばっかりだったから……。。」



「 なんで、早苗さんが泣くんだよ。」




「 湊が……‼︎
……湊が泣かないからだよ‼︎‼︎」
< 84 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop