保健室。
自分の気持ち
ついに待ちわびてた入学式が終わって、迷った時に案内してくれた先生にお礼を言う事にした私は親友の繭と保健室に向かった。


繭「ここかな?保健室って書いてあるしそうだよね?」

愛羅「多分。」

コ ン コンッ


「「失礼しまぁぁす」」
繭「あのー、先生いますか?」

蓮「はい、どうしました?」

繭「えっと、私じゃなくて、この子が先生にようがあって!」

愛羅「あの!迷った時に案内して下さってありがとうございました!」

蓮「それをわざわざ言いに来てくれたの?」

愛羅「え、あ、はい。」

蓮「いえいえ、こちらこそわざわざありがとね。あの後は入学式間に合ったみたいだね。体育館にその子と入ってきたの見てましたよ。」

愛羅「はい、おかげで間に合いました(苦笑)


繭「愛羅が御迷惑をかけました。」

蓮「いえいえ。じゃ、気をつけて帰宅してくださいね。」

愛羅・繭「はい、ありがとうございました!」

「「失礼しました」」
繭「よかったね!きちんと言えて。
ところでさ、愛羅すごく顔真っ赤だよ(笑)大丈夫?」

愛羅「え、うそ!?」

繭「ほんとだよ(笑)」

愛羅「だって、なんか緊張して(笑)」

繭「そかそか(笑)でも、かっこいいよね黒石先生って、すごく他の生徒からもモテてるみたいだけどガードかたそうだよね、私狙っちゃおうかな…」

愛羅「え?…………」
なんでこんなモヤモヤするんだろ。ただ、繭はイケメン好きでいつものことじゃん。
ガードかたそうなひとほどおとそうとするなんて日常茶飯事なのに…
なんで……なんでこんな気持ちに……………



繭「愛羅?人の話聞いてる?」

愛羅「え、あ、うん。聞いてるよ!」

繭「・・・・・愛羅?好きなの?黒石先生のこと。」

愛羅「え!?!?」

繭「やっぱりね、それめっちゃ顔に出てるから(笑)話すとき顔がすごい真っ赤だったし。それ黒石先生のことが好きなんだよ(笑)」

愛羅「でも、まだ会ったばっかりだし…」

繭「恋には一目惚れってのもあるんだよ!」

愛羅「どうなんだろぉ…好きなのかな?」
繭はこう言ってるけど、先生に、ほんとに一目惚れしちゃったのかな…
確かに話してて嬉しいのもあったし恥ずかしい気持ちもあった。
この気持ちが恋愛感情だとして、私はどうすればいんだろ・・・・・



繭「告っちゃえ(笑)」

愛羅「え?そんな急すぎるよ!!まだほんとに好きなのかもわかんないのに。」

繭「まぁ、自分の中で納得のいくまで確かめてみたらいいよ。でも、すごく校舎内であの先生モテてるみたいだからのろのろしてたら、どっかの誰かにとられちゃうよ!?」

愛羅「そうだね、まだわかんないけどちょっと考えてみる!」


まだこの気持ちがほんとに恋愛感情かわからないし、まだ先生のこと何も知らない。ちょっとずつ知っていければちゃんと気持ちがわかるよね!




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