にじいろ。



そういや
僕が学校から帰っていると
よくここで驚かしてきたな。


初めは僕も怯えていたけれど
慣れるにつれてそれが挨拶みたいになっていて
いつの間にか楽しんでいたのを覚えている。


まあ
彼女自身楽しそうだったから
余計にそう感じただけなのかもしれないけれど。


でも
あんなふうに自分の相手をしてくれたことは
本当に嬉しかった。


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