so sweet!!!
 俺がそう言うと、千代子ちゃんはふるふると首を振った。



「ううん、私が悪いの!!」



 千代子ちゃんは俯いた。



 がっくり肩を落とす、ってのはこうゆうことなんだろうな。



「俺のやつ、ちょっと食う?」



 弁当箱を差し出すが、千代子ちゃんは首を振った。



 俺、もう食べてるから、もらってくれてもいいんだけど…


 そう言おうとして、ふと、いいことを思いついた。



「ね、千代子ちゃん。



千代子ちゃんが食べさせてくれる分だけ、もらう」



「え?全部あげるよ?」



「じゃなくて…あーん、して?」



 千代子ちゃんはしばらく固まって、そして何かに気づいたかのようにはっとし、顔を赤らめ、



「え…」



 と、言った。



 手を口に当て、混乱してるようだった。



「嫌?」



「い、いえいえ!!



滅相もございません!!!!」
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