so sweet!!!
 ああ、もう、だから…



 …でもこれ以上やったら嫌われるかな…



「ワリ…」



 俺は頭の後ろを掻く。



「あ、弁当、ほんとにうまかった。



よかったらまたくれる?」



 千代子ちゃんはコクコクと頷いた。



「じゃ、教室に戻ろっか」



 俺がそう言って立ち上がろうとすると、



「あ、待って…」



 千代子ちゃんが俺の制服の裾を引っ張ってきた。



「あ、ごめ…」



「…どうしたの?」



 俺は優しく聞く。



「…もうちょっと…一緒にいたいなんて…私、ワガママすぎだよね?さっきから」



 ………



 ナニソレ?



 反則ですか?



「全然そんなことない」
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